夜景オタクのLightroom Classicを使ったレタッチ!超簡単!

How to
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夜景のレタッチ(現像)は、ちょっとしたコツを掴むと劇的に綺麗に仕上がります。
この記事では、簡単に夜景をとても綺麗にレタッチする方法をご紹介いたします。
レタッチ用のアプリケーションは様々な企業が発売されていますが、ここではLightroomを使ったレタッチ方法を説明いたします。Adobeの製品は古くからデジタルクリエイターの間では定評があり、私はもうかれこれ30年以上Adobe製品を愛用しています。プロからアマチュアまで幅広く利用されている歴史あるツールでレタッチができるようになると、様々な業界での仕事にも役立つと思います。

レタッチ前
レタッチ後(完成)

撮影データ:ISO 400 / F10 / 8秒 / 100mm
※ISOはできる限り100以下で撮影した方が良いです。当然その場合はシャッタースピードは15秒等大きく設定することになると思います。この撮影時は、風が強く、シャッタースピードを少しでも少なくしたい為に400で設定しました。

Step 1 レタッチする画像を読み込む

下記はレタッチする画像を立ち上げた状態。

都市夜景の場合光の強さにもよりますが、シャッタースピードは、短い時は数秒(3〜10秒以内)で撮影する場合もあれば、15秒〜20秒くらいの時が多いかもしれません。30秒で撮影しようとすると、白飛びが酷く、レタッチソフトでもカバーできないくらいになってしまうことがあります。下記くらいの白飛びであれば、レタッチソフトでもカバーできる範囲です。

Step 2 ハイライトと白レベルをマイナス100%にする

下記のようにハイライトと白レベルをマイナス100%にすることがとても重要!!夜景をレタッチする工程の中でこれがとても重要で、全体的に写真が暗なります。時には真っ黒くなりますが、それでOKです。
もし下記をISO100で撮影していたら、この時点で真っ黒くなっていると思いますがそれで一旦OKです。

Step 3 露光量(全体の明るさ)を上げる

次に下記のように露光量(全体の明るさ)を上げます。これは按配を見ながら調整してゆきます。
また、ここでは調整しませんでしたが、シャドウのバーを上げると水面がよく見えてきます。これも状況に応じて調整すると良いです。

Step 4 微調整を行う

例:カラーミキサー

この写真では、赤の彩度を-66へ、輝度を-46へ下げました。赤い色が少し落ち着いているように見えると思います。点滅灯の赤は、左側の写真よりも右側の写真の方がスッキリして見えると思います。ビルの屋上にある赤い点滅灯もシャッタースピードを20秒くらいで撮影すると、ぐちゃっとして写る時があり、そのような場合は、カラーミキサーの彩度と輝度をゲージの半分くらいまで下げると点滅灯の存在感を下げることができます。

修正前の赤い点滅灯
修正後の赤い点滅灯

(見本の左側の写真が少しボケていてすみません)

他の部分の調整についてBefore After

カラーミキサーを例に取り上げましたが、それぞれ他のインジケーターについても目的にあった仕上がりにする為、微調整を行います。細部までこだわってレタッチした写真の仕上がりは、圧倒的に美しく仕上がります。下記に修正前と修正後のインジケーター位置の違いを載せました。
理由につきましては、また追々説明してゆきたいと思います。

レタッチ前
レタッチ後(完成)
レタッチ前
レタッチ後(完成)
レタッチ前
Afterレタッチ後(完成)
Beforレタッチ前
レタッチ後(完成)
レタッチ前
レタッチ後(完成)

まとめ

LightroomCCで夜景を美しくレタッチする際にとても重要なこといは、
ハイライトと白レベルをマイナス100%にし、露光量で全体の明るさを上げること。
そして、その上で他の微調整を行うと、美しい夜景写真が完成します。

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